昔はFXで勝つため・儲かるためにメンタル本をたくさん買って読んでいたんだけど
ほとんど役に立たなかったし、ほとんど内容を覚えていない。
僕には特に際立った才能は無い。
過去チャートをたくさん見て、ForexTesterで何度も検証して
たくさん考えて分析して課題を立ててクリアして
その繰り返しが、今の「フツーにFXで勝てている自分」を作っている。
なので、これだけは言える。
メンタル本を1万冊読んだって何の意味もありませんよー
無駄な時間使っちゃダメだよー
メンタル本勧めてる胡散臭い人のアフィリ踏んじゃダメだよー
と。
FXで勝てるようになるために本を読むことはナンセンスだけど
勝てるようになった後に
もしくは、暇つぶしに、本を読むというのはいいかもしれない。
よく生きるためのヒントを見つけることができる。
僕は読書は苦手だ。
っていうか、嫌いだ。
10分読んでると眠くなる。
かなり病的な感じなので、治すのは諦めている。
なので、最近は読むのではなく「聞いている」。
「オーディブルでお届けします」でお馴染みのAudibleとか
あと、Audibleよりも高いけど質が良いFeBeとか。
読むのが遅い僕でも、聞くんだったら3倍速で聞ける。
読んだってどうせ読んだ先から忘れていくんだから、
だったら3倍速で何度も聞いたほうが覚えるに決まっている。
最近読んだ中で面白かったのが池谷裕二の「脳には妙なクセがある」という本。
この先生には昔、直接お会いしたこともある。
素晴らしい方だ。
面白かった部分はいろいろあるけど、例えば「後知恵バイアス」の話が面白かった。
「~しておけばよかった」
「やっぱりね」
初心者がトレードしていてよく感じることだと思う。
ここから落ちると思って売ろうかどうか迷っているとき
迷っている間に落ちちゃったら「やっぱりね」「売ればよかった」と思うし
反発して上昇したら「やっぱりね」「見送って正解だった」と思う。
とにかく素人は一貫性が無いし、何やるにしても適当だ。
トレード後の反省をするのでも、「~すればよかった」とノートに書くが
どう考えてもムリなことを「~すればよかった」と、自分の頭ポカポカ叩いてるし
同じような相場の局面で、勝ったときには「~してよかった」
負けたときには「~してはいけなかったんだ」と都合の良い反省をする。
僕のFX勉強会でも、けっこう度々僕に指摘される人が出てくる。
かといって、「後知恵バイアス」というのを知っていれば回避できるかといえば
ぜーんぜんそんなことは無い!
ので勘違いなさらないように。
FXで勝てないアナタがするべきことは読書ではなく、チャートと何百時間も何千時間も向き合うことです。
本を買って著者とか出版社とかアフィリエイターに貢ぐことではありません。
勉強会に参加している人とか
知り合いでトレードについてアドバイスしている人とか
メールでお便りくれる人とか
けっこう「~バイアス」って言葉を使う人がいる。
僕はそういう面については不勉強なものだから、そのたびに「バイアスって何だっけ・・・」と思いながら
話を聞いたりメールを読んだりする。
でもね、事実は1つで
FXでは勝ってる人が正しくて、負けてる人が間違ってるんだよ。
で、僕は知らなくても勝てているし
バイアスとか使う人の大部分は負けトレーダーだった。
だから、言葉とか余計な知識とか、知らなくていいんだよ。
勝てなくなると不安になってあーだこーだと知識を詰め込みたくなる。
理論武装する。
それで安心する。
ハタから見てるとアホみたいなのに、ご本人は大変ご満足なお顔をしている。
だからね、余計な知識がなくても何の心配もする必要はないし
FXで勝てるようになりたかったら、するべきことは結構単純なことしかないんだよ。
「チャートと」向かい合う
諦めずに続ける
素直な気持ちで教わる
このくらい。
世の中のトレーダーの95%以上が、コレができないから勝てないし
逆に、コレだけに集中して努力し続けられる人は勝てるんだよ。
ただそれだけ。
魔法は無い。
不思議は無い。
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だからね、メンタル的な知識を詰め込んだってFXで勝てるようにはならないんだよ。そろそろ気づけよ
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