「エントリーした後にびびって利確した後に伸びてしまった。もっと保有すれば良かった。。」
「利益がもっと伸びると思って保有していたら逆行してしまった。早めに利確しておけば良かった。。」
FXに取り組んでいる人であれば、誰もが悩んだことがあるポイントだと思います。
しかしそんな悩みを持っている人に対して失礼ながら敢えて言おう、利確で悩むのはカスです。エントリーポイントが全てです。
(念のためですが上記は私が個人的に考えた内容ではなく、所属している勉強会で教えを受けている内容です。)
私は何も考えず上記利確ルールを言われた通り守っていたのですが、今振り返って思うと様々な観点からその教えが本当に正しかったと噛みしめて思うことが多いです(まだ気づいていない要素がたくさんあるはずですが)。
今回はFXを始めて約1年経過した私の目線で考える利確の考え方、お勧めの方法についてお話したいと思います。
【FXの利確がどうでもよい理由その1:利益を伸ばすのは勝てるようになってから】
利確した後に更に想定していた方向にどんどん伸びてしまうことはよくある話です。
取れたはずの利益を逃してしまった、という後悔が残るかもしれません。しかし20~30pips取れていれば完全に勝ち組なので悩むことじゃないです。
FXは他の誰かと獲得pips数を競うものではありません、安定して負けないことが大切なんです。
巷ではよく「損小利大を目指しましょう」と言われますが「じゃあ具体的にどうやるんだよ!!」と思いませんか?
利益伸ばすところと損失を防ぐところが最初から分かったらFXでみんな勝ててるでしょう。だから初心者にはそもそも無理なんです。あきらめてください笑
本当は良いエントリーポイントだったのに少し逆行してしまっただけで建値で逃げてしまってその後考えていた方向に伸びてしまったり、「これは行ける!」と思って長く保有しようと思ったものの逆行してしまって早く利確すればよかった、というあるあるなエピソードってこの「損小利大」という言葉の弊害じゃないですか?
利益を伸ばしたい理由はお金を一気に稼ぎたいからだと思います。
物事には順序があります。
例えば新入社員が「頑張りたくないでござる!でもそれなりの給料は欲しい!」と言われても余程その新入社員に特殊技能を持っているか、激務覚悟の外資系金融とかじゃない限り叶えてあげられない要望ですよね。
FXも同じで以下のように利益を伸ばせるようになるにはプロセスを踏む必要があります。
①正しいエントリーポイントでエントリー出来るようになる
②利確は20~30pipsに固定してお金を絶対に減らさない
③勝率が100%近くなってきて上位足の環境認識の経験から利益を伸ばせるポイントが見えてくる
④絶対に利益が伸びると判断できるエントリーポイントだけエントリー後の値動きを見守り利益を伸ばす経験を積む
上記ポイント①が出来ていないにも関わらずいきなり利益を伸ばそうするのは、基本が出来ていないのに応用問題に取り組んでいるようなものです。
即ち今FXで勝ててないなら利確が原因ではなくエントリーポイントが悪い事というのが原因の可能性が高いです。
FXはレバレッジが効きます。エントリーポイントを正しく掴めて週に2~3回安定的に20pips獲れているいれば会社員やめてFXだけで食っていけます。
【FXの利確がどうでもよい理由その2:利益を伸ばそうとすると時給が下がる】
トレード技術が向上してきて利益を伸ばせるなら伸ばせば良いと思いますが、一つだけ忘れないで欲しいのが保有じかんに対する獲得pips数、即ち時給です。
何のためにFX始めたのかは人それぞれですけど、少なくともチャート監視の奴隷になりたい人は1人もいないはず。
FXを極めたくて勉強に取り組むのは素晴らしいですが、それは自主的なものであってお金稼ぐために血眼でチャートから離れられないという状態とは全然違います。
FXに人生を支配されるんじゃなくてFXを使って人生豊かにしたいじゃないですか。
だったらリアルチャートを見る時間って短ければ短いほど良いです。今時日経企業でも残業したやつがエライなんて文化無いですし、チャートを無駄に長時間眺めていても誰も評価してくれません。
サッサと20~30pips取ってその日はトレード終了。「今日も勝ったな」と思いながら一日を終われる方が毎日めげずにFXを継続できます。そして空いた時間で好きなことをしましょう。
【FXの利確は20~30pips固定で良いがフィボナッチエクスパンションはかなり使える】
ここまででお話した通り、安定的に勝てるようになるまではエントリーポイントを厳選して20~30pips取り続けて自信をつけてください。
安定的に勝てるな、と思えるようになってきたら是非利確に使ってほしいのがフィボナッチエクスパンション(FE)の161.8という数値です。
具体例を見てみましょう。まずは環境認識からということでポンド円4時間足です。
明らかな上昇トレンドなのでシンプルに買いを狙いましょう。しかし当然ながら伸びた先では買えないので戻しを待ちます。1時間足でさらに細かく見ていきましょう。
伸びた先からストンと下降しています。
上昇FR61.8で下降が止められていますが、下降の横軸が短くストンと落ちているので注意が必要です。このままでは更に下降する可能性も捨てきれません。
その後の値動きを見守ると安値を切り上げながら何度も下降しようとして失敗しています。
次にエントリータイミングを掴むために5分足です。
下降が何回も止められており、これ以上下降しないことを確認して買いエントリー。
エントリー後に上昇して少し戻しが発生しています。
この小さな山でフィボナッチエクスパンションを引いてください。引いたら余程のガクンと明確な陰線が発生しない限りは161.8まで保有し続ければOKです。
わりとぎりぎりまで保有して利確できます。
【結論:初心者は利確よりも生き残ることにこだわろう!】
偉そうに書きましたが私も最初から利確で全く悩まなかった訳ではありません。早く利確してしまって「もっと利益を伸ばせばよかった」と悔やんだ事も沢山もあります(器物破損した事はないですが)。
しかしFXはお金を減らしたら負けなんです。1回のエントリーの獲得pips数日の多さなんてお金が減ることに比べたらマジでどうでもいいです。
FXを「利益が伸ばせない」と言う理由で辞めた人はおらず、お金を減らしてしまったからというのが退場の一番の理由でしょう。
先ずは出来る事からやっていきましょう!勝ち方にこだわるのは生き残ってからです。
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