
ぶっちゃけ、FX初心者に言っても聞く耳を持たない人がほとんどだと思う。
- 僕が専業トレーダーになるまで
- 専業になってから
- FX勉強会で人にトレードを教え始めてから
僕自身が多くの失敗をしたり、他人の失敗を多く見たりした。
その経験から単に僕は真実をそのまま述べているだけなんだけど、世の中の多くの人は「自分の思考の中にあることしか信じようとしない」。
なので、本当にFXで勝てている人のアドバイスに聞く耳を持てない初心者は「一度死んでみる」しかない。
口座破綻を何度も繰り返したり、大きな額の損失を出したりして失敗しないと「ああ、なるほど」と本当のことはわからないんだと思う。
それでもいいと思う。僕もそっち派だったから。
でもね、そういう失敗は「必須」ではないんだよ。口座破綻とか大損失は時間とお金のムダで、最初から素直に学んでいれば全ての時間を自分のトレードスキル向上に費やせたわけでしょ。
だから僕は「素直に学びなさいね」と言っている。
あと、前回は↓こちら。
FXで勝てるようになるために「余計なもの」 ファンダ・メンタル
ファンダメンタルズは「余計」

14年経ってもロクなトレード成績でない「自称専業FXトレーダー」は言う。私のトレードにファンダメンタルズは不可欠です、と。
まあこの時点で「ファンダいらねーな」と勘の良い人・素直な人なら理解できるとは思う。
この件については↓こちらにも書いた。
僕は「ニュースは見るな」と人に勧める。
雇用統計とFOMCのときなどは相場がお祭り状態になるので時間の確認だけは必要。

ハロウィン時の渋谷みたいな状態で「落ち着いていつも通りトレードしよう」なんてのが土台ムリだから。
ドラギの発言がどうだの、イギリス離脱がどうだの、そういうのは一切余計。
つまりね、そういうファンダを気にする人ってのはFXで勝ちたい、精度上げたい、勝率上げたい、儲けたい、未来を予言したい、って人だよね。
そんな人がマトモなトレーダーなわけはないし、そもそもファンダで先入観を持ったまま最も大事なチャートを見ても、そりゃぁ目が曇るってもんよ。
勝ちたいと思ってファンダ気にして、ムダな時間をたっぷり取られて、いざトレードしてみたらどこぞの専業14年目のようにズタボロでした、って・・・。シュールすぎるでしょう。シュール・オブ・ザ・イヤー受賞。
内田博史のメンタル本は「余計」

FXブログ界の重鎮、内田博史大先生のサイトで僕は昔、本を買いまくった。メンタル本も多く含まれていた。今ではPCの奥底にしまわれている。
ネット上のFXアフィリエイターは、こぞってメンタル本を勧める。
僕には一度も役に立ったことは無かった。で、僕は現在「稼げる」専業トレーダーとして生活できている。
矛盾してるよね。FX界隈でよく言われる「メンタル」っての余計なんだよ。
本を読んだり、本に書かれている内容で訓練したり、そのこと自体が時間のムダ。そんな時間があったらチャート見て「トレードの訓練」をしていたほうがよっぽどトレードが上達すると思わないか?
メンタル強い人が金が儲かるんだったら、オリンピック選手にFXやらせたらみんな儲かるんだろうね。10年くらい山寺に篭って修行してみたらFXで儲かるんだろうね。
でも実際は、「そんなわけない」でしょ?
そもそもFXで勝てない人ってのは、「メンタル以外の問題」を多く持っている。
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こういう人がほとんど。
こういうのをメンタルのせいにされても、「なんだかなぁ・・・」と僕なんかは思ってしまう。
これまで「メンタルの問題」だと思われていたものの多くは
これまでメンタルの問題だと思われていたものの多くは、実は「枚数(ロット数)を減らすこと」で解決できる。
現状の自分に合っていない枚数でやったら、そりゃアンタ、正常な判断など出来るわけないでしょ。
例えば、僕は「勝てる」「正しい」手法を教えているけど、僕から教わって1週間目の人が1億通貨とか掛けてポジ持ったら、そりゃ股間がキュンキュンしてくるよ。
1億通貨、つまりMetaTraderでいうところの1000ロット。
1pip変動しただけで100万円が動く。アナタの月々のお給料の何倍もの金額が1pipで動く。そりゃ、初心者はビビる。
前回の記事で「デモで資金を2倍にする修行」を紹介した。
僕は10万円で1枚を勧めるが、人によっては心理的抵抗があるかもしれない。だったら10分の1の枚数でやりゃいいじゃん。
で、自分のトレードスキルが向上するのに合わせて枚数を上げていけばいい。
練習の段階でいちばん大事なのは、目先の勝ち負けではない。そのトレードが「正しいのか・間違っているのか」を学ぶこと。
また、ポジション保有中の値動きを見ることも大事。損をしたくないからといってすぐに建値決済をする人がいるが、それは「ポジ保有中の値動きを見る」という学習機会を放棄していることになる。
目先の勝ち負けしか見られないのであれば、トレードスキルは向上しない。欲に駆られるのなら自分に合った枚数まで下げるべき。
FXですぐに勝とうと思わない
「諦めないから成功する」って、わかっちゃいけるけど
「すぐに諦めたら何も成功しない」
子供がいる人は、たぶん自分の子供にこう言うよね? まさか「諦めちゃえ」と教育はしないはず。
で、そんな偉そうなことを言ってる親がFXを学び始めると「すぐに諦める」。これが大人。
何年も僕はFX勉強会を開いて、いろんな人を見てきた。僕は「勝てる」「正しい」手法を教えている。が、最短3日で諦める人がいる。平均3ヶ月。
逆に、諦めずに根気強く学べる人というのは
当然、成功する。
そんなの常識タッタタラリラなんだけど、なぜか、世の中の大人はこういう「とても子供に見せられない生き様」の人がほとんどだ。恥を知るべき。もしくは死ね。
FXですぐに勝ちたい!と思う人
僕は以前から言い続けている。
FXに限らず、この世の全ての不幸の元凶というのは「すぐに○○にならないと嫌だ」という幼児性である、と。
アイフルとかプロミスの「最短即日融資!」じゃねーんだから、ちょっとFXを練習して即日成功者になるわけがない。
1週間でも1ヶ月でも同じこと。そんな短期間で成功者になれたら、ご近所じゅうが成功者だらけだ。
でも実際、ご近所じゅうにビルゲイツや孫正義が100人も1000人もいるだろうか? それは気持ち悪すぎるよね。
人生の成功法則について、様々な本が出ている。
さっき僕が言った「メンタル本は不要!」と同様、FXで勝つためには成功法則の本も必要ない。時間とお金のムダ。
成功法則ってのは実にシンプル。「成功したかったら努力しましょう」、なんだよ。(正確には「正しい」努力をする、だが。)
↑ここで僕は似たようなことを書いたので読んでみれば良いが、1日1ミリでいいから毎日努力を続ける。

そう言うと、みんな思うじゃん。「え? そんなんじゃFXで稼げるようになるまで5年・10年かかるじゃん!」って。
でも実際は、そうじゃない。

こっちが正しい。
最初はビックリするほど伸びない(かもしれない)。
その時点で世の中の95%以上の人が「諦める」。それがご近所にビルゲイツや孫正義がいない理由。
で、その超絶面白くない時期を耐えた人だけが、グラフのギュィーン!の時期を迎える。これが僕の言う「成長の複利」。
以上、僕がFX初心者に教えられるのはこれで全て。必要十分な内容。
あとはアンタが頑張るだけ。